エコロジー社会に住みたいな

ノーベル平和賞を受賞したことで有名なムハマド・ユヌス氏のグラミン銀行の話は
聞いたことがあるかもしれません。

貧困層向けに無担保(信頼が担保)で低利の小額融資を行い、貸し倒れもほとんど起
こさずに貧困層の自立を助けているビジネスです。

世界にはわずか数千円から数万円の融資(寄付ではなく)で、貧困から抜け出せる人
が数多くいるのです。

グラミン銀行金利は低いといっても十数%〜20%ですから日本では消費者金融
並みの高利率です。

しかし飲み会1回分の費用で、一人の貧困者の自立を助けられ、その資金は
98%の確率で還ってくるなら、あなたはどうしますか?




グラミン銀行に直接融資することはできませんが、そのかわり個人的に世界中に小
額融資ができる仕組みもあります。

それが、シリコンバレーベンチャーであるKIVAです。

http://www.kiva.org/


KIVAはインターネットの力を使うことで仲介をできるだけ省き、かつ小額決済手数
料を抑えることに成功しています。

これはIT起業家、ITエンジニアなどの新しい業界がKIVAの事業をサポートしている
ことで実現しているのです。


さてKIVAでは、世界中(主に途上国)で新しく事業を起こしたい人や融資を求める人
が、現地のサポーター(NGONPO)の審査を経て世界中に融資を求めています。

KIVAのサイトでは地域、融資種別、性別などで借り手を検索して、借り手の略歴や
現在の状況、借りたい理由などを読み、融資先を選定します。

借り手の家庭環境や業種、職種は本当にさまざまです。

飲食店を開くための仕入資金を借りたい人。

タクシー事業をしているのにタクシーが壊れてしまった人。

養豚事業のための最初のつがいの豚を手に入れたい人。

・・・・・

残念ながら融資事業に関する情報は不足しています。

わかるのは簡単な家庭環境と事業内容のみ。

ただ現地のフィールドパートナーの補佐と、貸し倒れ率がわずか0.1%という実績を
信用して貸すしかありません。

また投資とはいえ、金利はつきませんから、元金が返ってくるだけです。ほとんど
の方は寄付感覚で融資し、回収したら他の方に再融資しているようです。


しかし最小融資資金は25ドル。

私たちにしてみればわずかな金額です。

衝動買いをやめたり、飲みに行くのを月に1度やめるだけでも資金は作れます。

英語ということもあり、欧米の方の参加が多いようですが、日本人こそ、多額の個
人資金をほとんど金利の無い銀行預金に眠らせているのですから、世界の熱い起業
家に融資するほうがよほどよい使われ方がされると思いませんか?


英語の勉強にもなります。

ぜひ一度アクセスして、行動を起こしてみてください。

http://www.kiva.org/

私も参加しています。

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